Bashシェルスクリプト/リダイレクト

リダイレクション

dokuwiki.fl8.jp掲載済

書式 標準入出力のリダイレクション

> File   標準出力の内容をFileに書き込む
>> File  標準出力の内容をFileに追加書きする。
>m       ファイルディスプリタm番の内容を標準出力にコピーする。
         (標準出力の内容をファイルディスプリタm番に向ける)
>&-      標準出力のファイルディスプリタを閉じる
< File   標準入力をFileの内容とする。
<&m      ファイルディスプリタm番の内容を標準入力にコピーする。
         (標準入力をファイルディスプリタm番からとする。)
<&-      標準入力のファイルディスプリタを閉じる

書式 ファイルディスプリタ番号を指定したリダイレクション

n> File   ファイルディスプリタn番の内容をFileに書き込む
n>&m      ファイルディスプリタm番の内容をファイルディスプリタn番にコピーする
n< File   Fileのデータをファイルディスプリタn番の入力とする
n<&-      ファイルディスプリタn番を閉じる

ファイルディスプリタ番号

0(標準入力)と1(標準出力)は省略する事ができます。

0標準入力
1標準出力
2標準エラー

■lsコマンドの結果をlistへ書き込む。

$ ls > list

■既存のファイルに追加書き込み
dateコマンドをlistへ書き込んだ後、追加でlsの結果を書き込む。

$ date > list
$ ls >> list

■1(標準出力)をlogに2(標準エラー)をerrlogに出力する。

$ command > log 2> errlog

■エラー(2)を/var/log/rsync.logへ、標準出力(1)を/dev/nullへ

* 6 * * * root /root/rsync.sh 2> /var/log/rsync.log 1> /dev/null

■1(標準出力)も2(標準エラー)も残さない。
・2>&1は1(標準出力)を2(標準エラー)にコピーするという意味
・/dev/nullは捨てるという意味。

$ command >/dev/null 2>&1

■NG例
・この場合1(標準出力)を2(標準エラー)にコピーした後、1(標準出力)を捨てる為、2(標準エラー)は残る事になり、1(標準出力)も2(標準エラー)も残る事になる。

$ commnad 2>&1 >/dev/null