Unixコマンド/md5
md5 †
機能 †
md5(md5sum)は、MD5アルゴリズム(RFC1321)によるメッセージの整合性チェックを行うためのコマンドだ。“メッセージ”(ファイルの内容)を基に、128ビットの“ハッシュ値”を算出する。算出されるハッシュ値は、乱数によりメッセージの内容が1文字でも違うと全く別の値が算出されることから、ハッシュ値から元のメッセージの内容を推測するのは、計算量的にほぼ不可能とされている。MD5アルゴリズムは、電子署名でよく利用される。
書式 †
tr 該当文字 置換文字
コマンド例 †
■ファイルの MD5 値を求める。
$ md5 file.txt MD5 (file.txt) = a17ab27909dbb125bdabcd25ca19412c
■-s文字列 文字列のチェックサムを求める
$ md5 -sabc (abcのチェックサムを求める) MD5 ("abc") = 900150983cd24fb0d6963f7d28e17f72