Unixコマンド/pr

pr

機能

prコマンドは、主にプリンタ出力用にテキストデータを整形し、標準出力に出力します。
引数にファイル名を指定しないと、prコマンドは標準出力からデータを読み込みます。

テキストファイルはそのままでもlprコマンドでプリンタに出力できますが、ヘッダやフッタ、
ページ長やページ幅、段階などを変更したいときには、prコマンドで整形し、その出力を
パイプでlprコマンドにつないで、印刷します。

構文

pr [オプション] [ファイル名]

オプション

+n               nページ目から印刷する
-カラム数        段組を指定したカラム数にする
-d               ダブルスペースで(1行ごとに空行を入れて)出力する
-e               Tabをスペースに変換する
-f               改ページの際にフォームフィールド(用紙送り)コードを送る
-h 文字列        ヘッダに指定した文字列を表示する
-i               スペースをTabに変換する
-l n             1ページをn行にする(デフォルトは66行)
-n [文字] [桁数] 行番号を指定した文字(デフォルトではタブ)で区切り、指定した桁数(デフォルトは5)で表示する。
-t               ヘッダとフッタを印刷しない
-w カラム数      ページ幅を指定したカラム数にする(デフォルトは72カラム)

コマンド例

▼ファイルを印刷用に整形する

matsui@vaio$ pr httpd.conf | head -15


 9 28 01:06 2004 httpd.conf Page 1


##
## httpd.conf -- Apache HTTP server configuration file
##

#
# Based upon the NCSA server configuration files originally by Rob McCool.
#
# This is the main Apache server configuration file.  It contains the
# configuration directives that give the server its instructions.
# See <URL:http://httpd.apache.org/docs/> for detailed information about

▼桁数や段数を指定して出力する

matsui@vaio$ pr -2 -w 64 httpd.conf 


 9 28 01:06 2004 httpd.conf Page 1


##                              #
## httpd.conf -- Apache HTTP se # NOTE!  If you intend to place
##                              # mounted filesystem then pleas
                                # (available at <URL:http://www
#                               # you will save yourself a lot