Unixコマンド/shutdown
shutdown
- 機能
shutdownおよびhaltコマンドはシステムを停止させるためのコマンドです。
UNIXでは、さまざまなプロセスがバックグラウンドで動作しており、
またマルチユーザシステムなので、他のユーザがシステムを利用している可能性があります。
そのため、いきなりPCの電源を切ってはいけません。
shutdownまたはhaltコマンドを使って、PCの電源を切る前に、UNIXシステムを停止させなくてはなりません。
- オプション
- shutdown
-h シャットダウン後、電源を切断できる状態にする。 -r シャットダウン後、システムを再起動する。 -k 警告メッセージの送信のみを実行する。 (FreeBSDでは、さらに一般ユーザのログインをできなくする。)
- halt
-n システムを再起動するときに、syncコマンドを実行しない。 -q システムをできるだけ早くシャットダウンする。 -p シャットダウンしたあと、可能であれば電源まで切る。
- shutdown
- コマンド例
# shutdown -h now 今すぐにPCをシャットダウンする。 # halt 今すぐにPCをシャットダウンする。 # shutdown -h +5 5分後にPCをシャットダウンする。 # shutdown -h 23:00 23時ちょうどにシャットダウンする。 # shutdown -r now 今すぐにPCをリブートする。
- ※syscコマンドとは
syncコマンドは、内部キャッシュなどのメモリ上の情報をディスクに書き出し、
システム情報とディスク上の情報の同期をとります。通常はユーザ(や管理者)が
コマンドライン上から実行する必要はありません。
updateプロセスが30秒おきに自動的にsyscコマンドを実行しているからです。
この他、shutdownコマンドやrebootコマンドからも実行されます。