Unixコマンド/usermod
usermod †
機能 †
usermodコマンドは、ファイルのユーザー設定情報を変更します。
usermodコマンドは/etc/passwdを書き換えるので、同時に他のユーザーが変更できないように
ロックファイルを作成します。
したがってロックファイルを作成できるスーパーユーザーでしか実行できません。
これらの設定の一部には、一般ユーザーが自由に変更できるように別コマンドが用意されています。
たとえば、ログインシェルはchshコマンド、パスワードはpasswdコマンドで変更できます。
構文 †
usermod [オプション] ユーザー名 (Solaris・Linux)
オプション †
-u ユーザーIDを変更する -d ホームディレクトリ ホームディレクトリを指定したホームディレクトリに変更する -m -dオプションと同時に用いると、現在のホームディレクトリの内容を 新しいホームディレクトリに移動する。 -g グループ ログイン時のデフォルトグループを指定したグループに変更する -s シェル ログインシェルを指定したシェルに変更する -p パスワード パスワードを指定したパスワードに変更する
コマンド例 †
# grep suzuki /etc/passwd suzukiのユーザ情報を表示 suzuki:!!:1701:1000::/home/suzuki:/bin/sh # usermod -g 123 -s /bin/csh suzuki # grep suzuki /etc/passwd suzukiのユーザ情報を表示 suzuki:!!:1701:123::/home/suzuki:/bin/csh グループIDとシェルが変更された