Windows/ERAM
ERAM †
最近は大容量のメモリを積んだPCも増えてきてます。
メモリはHDに比べてアクセス速度が格段に速く、メモリをHDとして認識させ、ここにテンポラリを置けばかなり快適に利用することができ、おまけにHDのファイルの断片化が無くなる。
自分はThinkPad X40を使用してますが、HDが1.8インチのものを使っており、通常B5ノートなどで使用される2.5インチHDよりもさらに遅いです。 ベンチマークソフトを使って調べてみたところ50倍以上のスコアをはじき出しました。!
環境 †
OS:Windows2000
メモリ:768
こちらが通常のCドライブ †
こちらがメモリをHDと仮想したZドライブ(RAMDISK) †
ダウンロード †
今回はVer 2.20をダウンロードしました。
ERAM for WindowsNT3.51/4.0/2000/XP Ver 2.20 ドライバ
インストール †
インストールはデバイスの追加で行います。
オプション †
設定はこんな感じ全体のメモリ768Mあって250MをZドライブに割り当てました。
BOOT.INIの編集 †
一番最後の/MAXMEM=512を追加。
OSで使用するメモリを512Mに制限する意味。
[boot loader] timeout=30 default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINNT [operating systems] multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINNT="Microsoft Windows 2000 Professional" /fastdetect /MAXMEM=512
既存のドライブが全てNTFS等でFATのドライバがロードされない場合は以下を実行。 †
RUNDLL32 ERAMNT.CPL,StartupFastfat 1
これで Windows 起動時に FAT ドライバが組み込まれるので、ERAM ドライブも正常に利用することが出来るようになります。なお、FAT ドライバを自動組み込みに戻すには、最後の "1" の部分を "4" にすれば良いとのことでした。
総評 †
上記のように設定しメモリの一部をZドライブとして、下記のような用途で使えばかなり早いです。
インターネット一時ファイル
tempフォルダ
ページングファイル
しかし、メモリが数ギガあるようなPCであったらです。
自分のように300M程度しかZドライブに割り当てられない環境では、ページングファイル領域として使った場合、大きな圧縮ファイルを解凍するだけの要領が無く解凍できない。
やはり、今の環境ではインターネット一時ファイル領域として使うのが適切のようです。