Unixコマンド/restor の変更点


*&SIZE(15){''restore''}; [#t8b12f32]

[[dokuwiki.fl8.jp掲載済>http://dokuwiki.fl8.jp/doku.php/02_freebsd/80_unix%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89/restore]]

**''機能'' [#a90e7802]
restoreコマンドは、dumpコマンドでバックアップされたデータをリストアします。~
dumpコマンドでバックアップ荒れたデータは、ファイルシステムのマウントポイントからの相対パスで記録されます。~
restoreコマンドは、コマンドが実行されたカレントディレクトリ以下にdumpデータの相対パスに従って~
ファイルを復元します。~
そのため、ファイルシステムのマウントポイントのディレクトリにあらかじめ移動しておく必要があります。~
dumpコマンドはファイルシステム単位でバックアップを行いますが、restoreコマンドはxオプションで~
指定したファイルのみをバックアップできます。~
~
対話モードで実行する~
「i」オプションを指定すると、対話モードでrestoreコマンドが起動され、restoreコマンドの~
プロンプトから各種コマンドを実行して、バックアップされている内容を確認したり、~
データをリストアしたりできます。~
主な対話モードコマンド~
 ls          ディレクトリ一覧を表示する
 cd          ディレクトリを移動する
 extract     ファイルを抽出する
 quit        restoreコマンドを終了する

**''構文'' [#p081afbc]
restore [オプション] [ファイル名] (FreeBSD)~
ufsrestore [オプション] [ファイル名] (Solaris)

**''オプション'' [#h517ec18]
 b           ブロックサイズ(ブロッキングファクタ)を指定する
 f           指定されたファイルからリストアするためのバックアップデータを読み込む
 i           対話モードでリストアを行う
 r           リストアする
 t           バックアップデータの内容を表示する
 v           処理の詳細な情報を表示する
 x           指定されたファイルをリストアする

**''コマンド例'' [#e4d81fab]
▼バックアップデータの内容を表示する~
 # restore tf /dev/rst0
 DUMP    date: Fri Apr 23 13:08:05 1999
 Dumped from: the epoch
 Level 0 dump of /tmp on hostname:/dev/sd0s1e
 Label: none
          2         .
       1768         ./.XF86Setup191
      15360         ./.XF86Setup191/3d5e8fdc-8513985
         ・
         ・
▼バックアップデータをリストアする~
 # restore rf /dev/rst0
 # ls -l
 total 1354
 drwxrwxrwt   2 root bin          512 Mar 29 16:51 .X11-unix/
 drwx------   3 root bin          512 Mar 16 19:19 .XF86Setup191/
 drwxrwxrwx   2 bin  bin          512 Apr 16 22:08 .iroha_unix/
 -rw-------   1 root wheel      31936 Apr 23 13:13 restoresymtable
 drwxr-xr-x  10 root bin         1536 Apr 22 21:51 testdir/
 #
▼詳細情報を表示してリストアする
 #restore rvf /dev/rst0
 Verify tape and initialize maps
 Tape block size is 32
 Dump   date: Fri Apr 23 13:08:05 1999
 Dumped from: the epoch
 Level 0 dump of /tmp on hostname:/dev/sd0s1e
 Label: none
 Begin Level 0 restore