Unixコマンド/route の変更点
*&SIZE(15){''route''}; [#s3c60c98]
[[dokuwiki.fl8.jp掲載済>http://dokuwiki.fl8.jp/doku.php/02_freebsd/80_unix%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89/route]]
**''機能'' [#h99ffe0a]
ルーティングテーブルの表示や設定を行う。~
ルーティングテーブルとは、パケットを目的のネットワークに送る為に、必要な通過経路を指定する設定リストです。~
オプションや引数をつけない場合は、現在設定されているルーティングテーブルを表示します。~
ルーティングテーブルに経路を追加、削除するには、目的ネットワークアドレス、もしくは目的ホストアドレス、ゲートウェイアドレスなどを指定します。
**''構文'' [#c8ae2de7]
route [-dnqtv] command [[modifiers] args]
**''オプション'' [#hee01b56]
-d デバッグモードで実行します。すなわち、ルーティングテーブルを実際
には変更しません。
-n レポートの出力において、ホスト名とネットワーク名のシンボル名での
表示を抑止します (シンボル名と数字によるアドレスの変換処理には時
間がかかり、またネットワークが正常に動作している必要があります。
そのため、特にネットワークの動作の修正中には、変換処理を行わない
方が好都合かもしれません)。
-v (冗長モード) 詳細な情報を出力します。
-q add, delete, flush コマンドからの全ての出力を抑制します。
**''command'' [#ibf1d3d5]
route ユーティリティでは以下の 6 つのコマンドを提供しています。
add ルートを追加します。
flush 全てのルートを削除します。
delete 指定されたルートを削除します。
change ルートの属性 (ゲートウェイなど) を変更します。
get ある宛先に対するルートを検索し、表示します。
monitor ルーティング情報ベースの変更、ルーティング検索の失敗、ネット
ワーク分割の疑いなどの情報を継続的に報告します。
**''コマンド例'' [#j4556284]
■192.168.1.11に対するルートを検索し、表示
rl1を使ってアクセスしている事がわかる。
$ route -n get 192.168.1.11
route to: 192.168.1.11
destination: 192.168.1.11
interface: rl1
flags: <UP,HOST,DONE,LLINFO,WASCLONED>
recvpipe sendpipe ssthresh rtt,msec rttvar hopcount mtu expire
0 0 0 0 0 0 1500 175
**ルーティングを追加する [#u88f3c27]
# route add -net 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 eth0
**ルーティングを削除する [#oa3371f6]
# route del -net 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 eth0