FreeBSD/rsync のバックアップの現在との差分(No.4)


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*rsync [#e8675766]

[[dokuwiki.fl8.jp掲載済>http://dokuwiki.fl8.jp/02_freebsd/01_net/05_rsync]]

((参考にしたページ:http://bio-math10.biology.kyushu-u.ac.jp/~tohya/tips/unibase.html#rsync))
**インストール [#re9ca117]
 # cd /usr/ports/net/rsync
 # make install

**バージョン [#de7d060c]
rsync  version 2.6.9

**書式 [#p16dc91e]
 rsync オプション [ホスト名:]コピー元ファイル/ディレクトリ名 [ホスト名:]コピー先ファイル/ディレクトリ名

**オプション [#ne91b4f2]
|-v|バックアップ中にコピーしているファイル名を表示する |
|-r|指定したディレクトリ以下を再帰的にコピーする |
|-l|シンボリックリンクはそのままコピーする。指定しないとリンク先の実体がコピーされる |
|-H|ハードリンクはそのままコピーする。指定しないとリンク先の実体がコピーされる |
|-p|パーミッション属性をたもったままコピーする |
|-o|所有者属性をたもったままコピーする。指定しないと属性はコピーしたユーザーのものになる |
|-g|グループ属性をたもったままコピーする。指定しないと属性はコピーしたユーザーのものになる |
|-t|タイムスタンプをたもったままコピーする |
|-D|デバイスファイルをたもったままコピーする |
|-z|データを圧縮して転送する |
|-u|追加されたファイルだけをコピーする |
|-a|上記のオプションで「rlptgoD」を同時に指定する |
|--existing|更新されたファイルだけをコピーし、追加されたファイルは無視する |
|--delete|コピー元で削除されたファイルは、コピー先でも削除する。-aオプションと同時に指定するとコピー元とコピー先を同期できる |
|--exclude '**'|**に一致するファイルはコピーしない。「*.bak」「*~」など特定のファイルを除外したいときに使う |
|--exclude '**'|**に一致するファイルはコピーしない。「*.bak」「*~」など特定のファイルを除外したいときに使う。空行と、';' または '#' で始まる行は無視されます。 |
|--exclude FILE|「--exclude」オプションと似ていますが、代わりに FILE に除外するファイルのリストを記述します。FILE の空行と、';' または '#' で始まる行は無視されます。 |
|--stats|コピーの結果を表示する。指定しないといっさいのメッセージは表示されない |
|-e ssh|暗号化してファイルを転送する。コピー先としてネットワークでつながった別のホストを指定するときに使う |
|--numeric-ids|ユーザとグループの id 番号を転送して、転送後にマッピング|
|--force|ディレクトリが空でなくても削除|
|--delete-excluded|受信側にある exclud ファイルも削除|

オプション-e sshを使って、自動でホスト間のバックアップを行うにはSSHの設定が必要です。~
[[FreeBSD/SSHD鍵]]

**例 [#uaba3c4a]
・/homeを/work/backupとしてバックアップし、同期させる。
 # rsync -av --delete /home /work/backup
・/homeをdynabookホストの/work/backupとしてバックアップし、同期させる。
 # rsync -av --delete /home dynabook:/work/backup

*デーモンで立ち上げる場合 [#nf778812]

**/etc/inetd.confに追加 [#x93f9cb4]
 # vi /etc/inetd.conf
 rsync stream tcp nowait root /usr/local/bin/rsync rsyncd --daemon

**/usr/local/etc/rsyncd.conf [#b0556a69]
 pid file = /var/run/rsyncd.pid
 log file = /var/log/rsync.log
 syslog facility = local5
 uid = root
 gid = wheel
 auth users=backup
 secrets file=/usr/local/etc/rsyncd.secrets
 hosts allow = 192.168.1.0/24
 hosts deny = *
 
 [all-home]
 comment      = home data
 path         = /home

**/usr/local/etc/rsyncd.secrets [#dd2d0d21]
 # cat /usr/local/etc/rsyncd.secrets
 backup:xxback

**ログファイル作成 [#n28ef669]
 # touch /var/log/rsync.log

**/etc/hosts.allowの編集 [#n5b90907]
 rsync : 192.168.1. : allow

&color(Red){inetdから起動するのではなく、standaloneで起動した場合は、rsyncd.confにhosts allow = 192.168.1.0/24 のように書いてアクセス制御します。};

**実行例 [#d0a11bb2]
・ローカルでバックアップをとる場合
 $ rsync -rv rsync://localhost/all-home /work/home_backup
 home            home data
・別ホストから、rsyncサーバに接続してバックアップを取る場合
 $ rsync -av rsync://userid@host.co.jp/all-home /work/home_backup
・別ホストから、rsyncサーバに接続してバックアップを取る場合
 # cat /etc/rsyncd.pass
 xxback
 
 # /usr/local/bin/rsync -auvvz --numeric-ids --password-file=/etc/rsyncd.pass --delete --force --delete-excluded rsync://backup@192.168.1.1/all-home /home
 --password-file ファイルからパスワードを得る
 --numeric-ids   ユーザとグループの id 番号を転送して、転送後にマッピング。 
 --force         ディレクトリが空でなくても削除

**ソースから入れた場合の起動スクリプト [#ff34d93f]
 #!/bin/sh
 case "$1" in
 start)
         # Start daemons.
         echo "Starting up rsyncd."
         /usr/bin/rsync --daemon
 ;;
 
 stop)
         # Stop daemons.
         echo "Shutting down rsyncd."
         /usr/bin/killall rsync
 ;;
 
 *)
 ;;
 
 esac
 
 exit 0

&color(Red){※デーモンで動かしている場合、rsyncd.confを編集後デーモンの再起動は必要ありません。};