FreeBSD/memcached の変更点
*memcached [#se99c66a]
Web上でサービス展開する上で、レスポンス速度の問題は非常に重要だ。これが悪いと利用者は簡単に他に移ってしまう。ブロードバンド時代になって更にそれが顕著になった。
速度向上につながるポイントは幾つかある。回線の太さやハードウェア、OSもあるし、開発したアプリケーション自体の性能もある。今日はソフトウェア面での改善案だ。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはmemcached、オブジェクトをメモリ上にキャッシュする事で速度向上を図るライブラリだ。
何と言っても対応言語が多い。Perl、PHP、Python、Ruby、Java、そしてCだ。幅広い言語で扱えれば、開発現場での利用もしやすいだろう。
利用実績としてはSlashdotがある。また某ブログサービスでも利用されているらしい。利用方法としては、検索結果に代表される、閲覧重視のデータベース周りだろう。
キャッシュ技術は利用方法によって大幅な性能向上が臨め、負荷の軽減にも通じる。一般ユーザ向けサービスで性能低下で困っている企業には助け舟になるのではないだろうか。
**インストール [#j5b6a09f]
# cd /usr/ports/databases/memcached
# make clean
===> Cleaning for libevent-1.3b
===> Cleaning for memcached-1.2.1
# make install
**/etc/rc.confの編集 [#ufbc4d9a]
# vi /etc/rc.conf
--------------------------------------
memcached_enable="YES"
--------------------------------------
**起動 [#ad63bfda]
# /usr/local/etc/rc.d/memcached start
**接続テスト [#y0d5ed88]
<?php
$memcache = new Memcache;
$memcache->connect('127.0.0.1', 11211) or die ("Could not connect");
?>