Unixコマンド/su
su †
機能 †
suコマンドは、一時的に他のユーザの権限に切り替える場合に使用します。
suコマンド実行時にユーザー名を省略した場合、スーパーユーザーの権限に切り替える指定となります。
・権限だけでなく環境も新しいユーザーのログイン環境にしたい。
suコマンドで権限を切り替えると、ファイルやディレクトリに対するアクセス権などは、
suで切り替えた後のユーザー権限でアクセスできます。
しかし、環境変数に設定した値などは、suコマンド実行以前に利用していたユーザー環境の値が継承されます。
オプションとしてユーザー名の前に「-」を指定すると、環境変数その他の環境全てがsuコマンドで切り替えた
ユーザーのログイン環境になり、新たにそのユーザーでログインしたのと代わらない環境で利用できます。
▼suコマンドを実行したのに、スーパーユーザになれない(FreeBSD)
suコマンドは一般ユーザーでも実行できまが、FreeBSDではsuコマンドでスーパーユーザーに切り替えられるユーザーは
wheelグループに登録されているユーザーに限られます。
suコマンドでスーパーユーザーになれない時は、wheelグループに自分が登録されているか確認してください。
構文 †
su [-] [ユーザー名]
オプション †
- ユーザーを変更するとともに、そのユーザーでログインしたときと同じ環境になる
コマンド例 †
▼別のユーザー権限に切り替える
suzuki$ su yamada yamadaにsuする Password: yamadaのパスワードを入力 yamada$ yamada$ whoami 自分がだれだか確認する yamada yamadaにスイッチしている
▼スーザーユーザーの権限に切り替える
$ su rootにsuする Password: rootパスワードを入力 # root権限になった