Unixコマンド/shutdown の変更点


[[Unixコマンド]]

&SIZE(15){''shutdown''};

-''機能''&br;
shutdownおよびhaltコマンドはシステムを停止させるためのコマンドです。&br;
UNIXでは、さまざまなプロセスがバックグラウンドで動作しており、&br;
またマルチユーザシステムなので、他のユーザがシステムを利用している可能性があります。&br;
そのため、いきなりPCの電源を切ってはいけません。&br;
shutdownまたはhaltコマンドを使って、PCの電源を切る前に、UNIXシステムを停止させなくてはなりません。

-''構文''&br;
shutdown [オプション] [時間] [メッセージ](FreeBSD、Linux)&br;
shutdown [オプション][メッセージ](Solaris)&br;
または&br;
halt [オプション]&br;

-''オプション''
--''shutdown''
 -h   シャットダウン後、電源を切断できる状態にする。
 -r   シャットダウン後、システムを再起動する。
 -k   警告メッセージの送信のみを実行する。
      (FreeBSDでは、さらに一般ユーザのログインをできなくする。)
--''halt''
 -n   システムを再起動するときに、syncコマンドを実行しない。
 -q   システムをできるだけ早くシャットダウンする。
 -p   シャットダウンしたあと、可能であれば電源まで切る。

-''コマンド例''
 # shutdown -h now     今すぐにPCをシャットダウンする。
 # halt                今すぐにPCをシャットダウンする。
 # shutdown -h +5      5分後にPCをシャットダウンする。
 # shutdown -h 23:00   23時ちょうどにシャットダウンする。
 # shutdown -r now     今すぐにPCをリブートする。

-※syscコマンドとは&br;
syncコマンドは、内部キャッシュなどのメモリ上の情報をディスクに書き出し、&br;
システム情報とディスク上の情報の同期をとります。通常はユーザ(や管理者)が&br;
コマンドライン上から実行する必要はありません。&br;
updateプロセスが30秒おきに自動的にsyscコマンドを実行しているからです。&br;
この他、shutdownコマンドやrebootコマンドからも実行されます。&br;